科学者によると、7000万年前の土壌には、全ての植物や動物にとって必要な75種類以上のミネラルを含む84種類ものミネラルが含まれていました。
年がたつにつれ、浸食により土に含まれるミネラルは大幅に減少していきました。
通常、土からの植物に吸収されたミネラルは植物が枯れてしまうと再び土に還元されますが、
一度その地で農業が始まるとミネラルを吸収した植物は何らかの方法で他の場所に移され、農業地に含まれるミネラルはますます減少していきました。
以前75種類以上のミネラル成分を含んでいた農業地は、現在20種類までに減少してしまいました。
1992年の地球環境レポートでは、日本の現在の農業地は1920年代と比較すると74%もミネラルが減少していると発表しています。
実際、私たちの血液に含まれているべき75種類以上のミネラル成分は、現在の食生活からは得ることはできません。
すなわち、私たちの食生活で不足しているミネラルを補うためには、補助食品を摂ることが必然となっているのです。
そして、補助食品を効果的に用いるために最も重要となるのが、その吸収率です。
全てのミネラルは金属性、キレート、植物性(プラント)の3つのタイプに分類されます。
金属性ミネラルは、土や海底の土壌から採取されます。
この金属性ミネラルは錠剤状の補助食品に最も多く使用されていますが、栄養士によると、このタイプのミネラルの吸収率は一般的には8%に過ぎません。
またキレートミネラルは、アミノ酸と結合した状態の金属性ミネラルがあります。
このタイプのミネラルの吸収率は平均40%程度です。
しかし、植物性(プラント)ミネラルは最も自然で、その吸収率も平均98%と驚くほど高いことが分かっています。
私たちは豊富なミネラルを吸収して育った植物によって植物性ミネラルを体内に取り込むことができるはずですが、今現在の土地の状態はミネラルが非常に豊富だった7,000万年前の土壌とは程遠い状態です。
肥料を使用しても、3〜4種類のミネラルしか土に還元されません。
そこで、地中に埋もれた太古の植物からなる物質からそのミネラルを抽出することになったのです。
先史時代の太古、その生涯を終えた植物が土に還り、大地に積み重なって次第に岩と泥の層に圧縮され、現在ヒューミックシェールと呼ばれる乾燥した純粋な植物性ミネラルを形成しています。
このヒューミックシェールの植物性ミネラルには2つの特徴があります。
まず、根から吸収され、植物内で消化されたミネラルは、普通の金属性のミネラルがプラスイオンであるのに対し、マイナスイオンの状態になっています。
そのため、もう一つの特徴はそのミネラルの大きさです。
水溶性のミネラルは、金属性のミネラルに比べ200倍から2,000倍も小さく、肌や毛穴からも吸収することができるのです。
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